台風被害の「ふれあいの森」 散策道、回復へ

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近畿に大きな被害をもたらした9月の台風21号。堺自然ふれあいの森も、暴風により倒木や枝折れなど大きな被害を受けたが、復旧作業が進み徐々に散策可能エリアが広がってきた。全面復旧を目指して、指定管理者・ふれあいの森パートナーズ(NPO法人いっちんクラブと株式会社生態計画研究所の連合体)による地道な作業が続いている。

9月14日までは臨時閉園した。「調べるほどに被害の大きさがわかってきました」と館長の後北峰之さん。園路と広場沿いで約百本が倒れたという。風の影響を受けやすいコナラの木が多く倒れ、“里山風景区”は景観が一変。整備されていた散策路も、倒木などで通れない状態だった。

自然豊かな園内だが、それ故の悩みも。元の雑木林の地形のまま整備したため傾斜地が多く、専門業者でないと倒木の処理ができないことも。また、木を切る以上に時間がかかるのが、後処理だ。車両が入れないため、大きな幹を運べない。枝は粉砕機を持ち込んでチップにし、散策路に敷くなど循環利用に努めているが限度がある。散策路の脇や広場に置き、自然に返るのを待つしかないという。

人手が必要な復旧作業で、大きな戦力となっているのがボランティア団体「いっちんクラブ」だ。73人が在籍、樹林管理部門を中心に作業している。同クラブ理事長の塩谷寿生さん(晴美台)は「これを機により良く再生できれば」と。散策可能区域については問い合わせを。072・290・0800(9時〜4時・月曜休館)