還暦の村田さん245キロを完走

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狭山池尻自由丘の村田稔さん 34時間58分で走破

42・19キロ以上の距離を走るレースを「ウルトラマラソン」という。そして、ウルトラマラソンの最高峰と言われるのが、ギリシャのアテネからスパルタまでの245・3㎞を走る「スパルタスロン」だ。村田稔さん(池尻自由丘)が、還暦にしてスパルタスロンを見事完走した。

スパルタスロンは厳しい参加条件をクリアした人だけが参加でき、36時間の制限時間内に完走しなければならない。距離・制限時間・20度を超える寒暖差など、世界で最も過酷なレースの一つと言われるが、今年は台風にもみまわれ、レースは過酷を極めた。

9月26日朝7時、パルテノン神殿前をスタートしたが、午後から雨が本降りに。体が濡れて体温が奪われ、ひどい寒さの中、自分で心臓をマッサージしながら走り続けた。終盤には標高1100mの山越えもあり、体力は限界に。暴風雨で道路が冠水して川のようになり、突風で何度も体が吹き飛ばされそうに。足元の悪さに捻挫をし、何度も痛み止めを飲んだ。最後はフラフラになりながらも気力だけで走り切り、27日の夕方4時58分にゴール。記録は34時間58分。途中とった仮眠は30分だけ。レース後の健康診断では肺炎と診断され、点滴を受けた。

60歳以上の完走は、日本人では村田さんを含めて2人だけという快挙。「これからも挑戦を続けます。シニアランナーの励みになれば」と村田さん。