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月1回、ボランティア募る
富田林の子ども食堂は、これまで滝谷駅や近鉄沿線などに集中していた。ところが昨年11月、ニュータウン地区初となる「きんきうぇぶ子ども食堂」が小金台2丁目でスタート。小規模ながら、子どもが安心して集える居場所として地域の期待を集めている。
月に1回、平日の夕方に集まる子どもたちは、慣れた様子で配食の列に並ぶ。2月のメニューは、おでん・ポテトサラダ・トマト・ほうれん草のおひたし・炊き込みご飯と盛りだくさん。食べる速さはまちまちでも、最後はみんな笑顔に。
自由遊びの時間も楽しい。ICT分野に強いNPOが主催とあって、タブレットを使ったプログラミングや勉強ソフトなども充実。パズル形式で日本地図を完成させる速度に、大人たちも舌を巻いた。
同食堂を支えるのはボランティアだ。平日とあって仕事終わりに駆け付ける人も多い。保育士の寺田彩さんは疲れも見せず、絵本の読み聞かせなど慣れた様子で子どもたちを盛り上げた。「小食な子には少なめの対応をしたり、スタッフが一緒に食べたりと、徐々に改善を重ねています」と関係者は話した。
第3水曜6〜7時半、NPO法人きんきうぇぶ事務所(エコールロゼ平面駐車場横)。小学生以下100円、大人300円。先着12人。事前に電話予約が必要。保護者は夜のお迎えを。
また、トランプ・昔遊び玩具などおもちゃの寄付を募っている。ゲーム機は不可。ボランティアも募集中。きんきうぇぶ0721・29・0019(平日朝9〜夜9時)